テーマ:童話

童話 みずいろのゆめ 2

著作権があります。転載は禁止します。 2「最後の仕上げはなんといってもバラね。ケロンとパパは玄関に咲いているミニバラの赤と白の花びらをとってきて。おわったら 今日の仕事はおわりよ。あとは夜お月様のでるのをまつだけ。お昼寝をしておいてね」 ママはそのミニバラのはなびらを、何につかうのでしょう。 パパとケロンは最後の一番むつかしい仕…
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童話 みずいろのゆめ

皆様には「初めての海」をとおもっていましたが、いそがしさのあまり(Wordの書式で2日かかり、次昨日はプリンターが完成あと5枚目というのに故障・・・。がっかりでした。それに昨日は久しぶりの朗読の勉強会でした)その結果、初めての海の原稿一枚をうしないました。今は考えている暇がなく急きょ変えていますが、また見つかったら書くことにします。ご理…
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童話 おさかなのとんだ日 最終回

著作権があります。転載は禁止します。 8 そしていよいよお月様が登り始めました。トビウオのお兄さんは、少しだけの眠りから覚めてまたテーブルサンゴのある場所まできてみると。 お魚達が、たくさんあつまってきてくれていて、感動しました。満月は穏やかな海をてらし、岩場にさしこんだ光はきらきらとかがやいてい ます。 「まほうみたいなこと…
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童話 おさかなのとんだ日  7

著作権があります。転載は禁止します。 7  ウミユリの若いお姉さんはとてもきれいです。 「ウミユリのお姉さん、とてもきれいだよ!」 「え、私の事ほめてくれてありがとう。もう少し向こうには仲間がたくさんいるわよ」 「そう、でもそろそろもういかなくちゃあ」 「いいよ、またきかいがあったらきてね」 「じゃあね、さよなら!」 ト…
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童話 おさかなのとんだ日 6

著作権があります。転載は禁止します。 6サメは幸い傷がなく今普通にしていますが、人間とか船とか網という物にはとても警戒しています。 おい、お前たちこっちへきてあそばないか?」 「ええっ!?」 カサゴのおばさんと、フグのお姉さんはあわててしまいました。(まさか!) 「いやっ、遠慮しておきますわ~。これからいそがしいので」  「…
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童話 おさかなのとんだ日 5

著作権があります。転載は禁止します。 5「あれはね、十年に一度だけ、それが今夜の大潮のときなのさ。場所は東の浅瀬、岩がたくさんある。そこがちょっと不思議なスポットなの さ。その時はまず体を40度にかたむけて、思い切りジャンプするとほとんどのさかなはとべるはずだ。そこから広い海にむかってとぶんだ! 君のおじいさんもやっていたよ。しか…
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童話 おさかなのとんだ日 4

著作権があります。転載は禁止します。 4トビウオのお兄さんは、誰になにをいわれてもあまり気にせず、一生懸命自分の言いたい事を話終えて、赤いドレスのウミウシのリーダーに お礼をいいました。 「ありがとう。そういうわけで、明日の満月の夜皆と飛べるといいですね。ぜひたのしみましょう。こんなことはめったにありませんよ」 話がおわるとすぐ…
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童話 おさかなのとんだ日 3

著作権があります。転載は禁止します。 カサゴのおばさんは全身美容に行くといって、いそいそといってしまい、トビウオのお兄さんがあっけにとられていると 波間にふわりとういているものがありました。 (えっ、なに?おや、きれいなサンゴのような色だ) よく見るとサンゴではなく海藻(かいそう)のようでした。そこでひらめいたのです。(これをか…
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童話 おさかなのとんだ日 2

著作権があります。転載は禁止します。 ② トビウオのお兄さんはしばらく考えていました。でも、あまりいい考えはうかんできません。けれども、何かしなくちゃあ。 と、ゆっくり泳いでいました。 するとむこうからひらひらとものすごいい大きなヒレをひらひらさせながら何かが近づいてきました。 ヒレは赤と白にしましま模様です。よく見るとカサゴ…
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童話 おさかなのとんだ日

著作権があります。転載は禁止します。 この物語は「おさかなのとんだ日」という童話集で、1998年、平成10年10月初出版デビューの記念すべき小さな童話を集めた本です。 何年もたち、見直してより良い物語にしようと、今全てをやりなおしています。だから原作とは違うかもしれません。 言葉は子供向ですからむつかしい表現や言葉はつかっていませ…
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童話 小説 よたろうものがたり㊼ 最終回

著作権があります。㊼同時開店で、村人たちでにぎわいました。芝居の前に腹ごしらえという人もたくさんいて、よたろうの店も一杯になりました。 よたろうの店は「よたろううどん」と、木の本の旦那につけてもらいました。自分の名前なので少し複雑ではありましたが、 自分を知ってもらうためにもいいかもしれない、とも思いました。 あやなはここの看板娘…
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童話 小説 よたろうものがたり㊻

著作権があります。㊻トメ吉の協力もあって、順調よく建物は建てられることになり皆はほっとしていました。 芝居小屋と屋台は、派手ではなくつつましいものでしたが、半年くらいで完成しました。開店の前日には関係者をよんで ささやかなお祝いもしました。 「木の本の旦那さんのおかげで、やっとここまできました。もう明日の開店を待つだけです。本当に…
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童話 小説 よたろう物語 ㊺

著作権があります。㊺ ももたろう旅がらす一家と再会を果たした次の日でした。 あわただしくよたろうを訪ねてきたのは、座長と木の本の旦那でした。 「よたろうさん、いいかい、相談があるんだ。ちょっとあがるよ」 いつものように、いきなり人の都合も聞かず、勝手に家にはいり上がってきたので有無を言わさず、でした。 「はい、どうしたんですか?…
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童話 小説 よたろうものがたり㊹

著作権があります。㊹しのに紹介された近所のおたみは、一つ上のしっかり者でした。 「あやなちゃん、おぼえがいいわ~、おばちゃん、随分と進んだよ」 カノは「ありがとう」といって二人にお茶をだします。カノもすっかり床上げをして、少しづつ日常にもどっています。 あやなは母を手伝って、母に楽をしてもらおうと考えていました。 それが自分のた…
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童話 小説 よたろうものがたり ㊸

著作権があります。 ㊸ 「へいっ、いらっしゃい!」 よたろうはむこう隣の町で、一軒しかないといううどんやで働けることになりました。 やはり木の本の旦那の口ききでした。うどん屋の店主は小さい店だからと、かたくなに断っていました。が、 一年限定の見習いということで木の本の旦那の一声でやとうはめになってしまったのです。 地元の有力…
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童話 小説 よたろうものがたり ㊷

著作権があります。㊷「おれは母ちゃんに悪いけど、農業はできん。かといって何もできん。おれのできることはうどんやしかない。しかし、先立つ物もないし、 急には無理だ。それで本当はいきたくないが、明日・木の本の旦那の所へ相談にいってくる。どんな仕事でもしばらくは辛抱してやるつもり だ」 「兄ちゃん、私もどこかへいきたい。手伝いや、子守、…
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童話 小説 よたろうものがたり ㊶

著作権があります。 ㊶木の本の旦那の言葉をきいても母はなんと無反応なのです。それにはよたろうもあやなも驚きました。 「旦那さん、それは初耳です、ほんとうですか?」 聞いても信じられないよたろうでした。 「そうか、おまえさんは知らんかったんか。けどじきにわかることだ」 衝撃の<親父は死んだ>という言葉をのみこんで、よたろう…
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童話・小説 よたろうものがたり ㊵

著作権があります。㊵4人は神社の前で別れて歩くことにしました。 「あやな、すまんがちょっと遠回りになる。がまんしてくれ。それもこれも、あいつらには家をしられたくない」 「うん、いいよ、私は小さい時から住んでないから道はよくしらない・・・」 「ゆっくり歩こう」 それまで他人も一緒だったので、緊張していたのか、黙っていたあやなも少し…
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童話 小説 よたろうものがたり ㊴

著作権があります。㊴この場所は木にかこまれていて、野宿するには適していました。夕方にになっているし、疲れがひどいので明日朝立つことにして 今夜はゆっくりすることになりました。 トメ吉はちょっとまってくれと言って、姿をけしました。 「ああ、寒い、つめてえ、腹も減った。何とかならねえのか」 トメ吉と一緒だった男はぶつぶつ文句をいいな…
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童話 小説 よたろうものがたり ㊳

著作権があります。㊳ おはぎは作りたてで絶品でした。看板娘の母がなくなってから看板息子が兄弟で経営している茶屋はまだ時間が早いので客はいませんでした。 よたろうは皆にはできるだけ知られたくないので、名前だけ、しかも、もも との偽名というか芝居の時の名前で紹介しました。 茶屋の兄弟は、若いあやなに交代でしゃべりかけてきます。 「も…
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童話 小説 よたろうものがたり ㊲

著作権があります。 ㊲いままでにくらべるとつらい一歩にも、故郷に近づいている、という希望がありました。 (どんなにつらくても、母ちゃんにあえるまでは何でも辛抱する!)とあやなは寒さで震えながらでも強い決心をするのでした。 「はしるか?」 よたろうは、走れば少し体もあたたまるかもしれない、と、でもあやなには無理をさせたくない、と聞…
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童話 小説 よたろうものがたり㊱

著作権があります。㊱「その妹があやなってわけだ。もちろん、今は もも って名前をおしまがつけたんでももってよんでやってください」 座長は堀田源内の夫婦に説明していました。 「そうそう、あの もも って娘いけそうだな」 「なかなかおとなしいいい娘だ」 「評判いいよ」 という具合に、小さな町でもすぐに噂が広まって、連日満員になりま…
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童話 小説 よたろうものがたり ㉟

著作権があります。 ㉟近所の人がそのことに気が付き、皆で葬式はだしてくれました。 それからというものは、母は一人でぼんやりとした時間をすごすようになりました。 近所といっても隣以外は離れていて、誰もこの母ウメノの面倒は見ることができません。母は空をみあげては、涙にくれていました。 (よたろうはいつかえるのやら、あやなは・・・) …
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童話 小説 よたろうものがたり ㉞

著作権があります。 ㉞みの吉とおかよは堀田源内の家でごちそうになり、大歓迎されておみゃげまでいただき帰宅しました。 帰り際に、よたろうの話もでました。 「あれから変わりはないのか?」 「うん。まあ、今は2人の新入りがいる。いつまでいるわけではないが、しばらくな」 「へーえ、新入りがねえ」 「そう、よたろうさんと、あやなさんだ…
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童話 小説 よたろうものがたり ㉝

著作権があります。 ももたろう旅がらす一家は、いよいよ次の公演先の町に出発することになりました。 大八車に満載の荷物をつんで、皆で協力しておしていきます。 木枯らしの吹き始めた十二月のはじめ。重いものを押して歩くと、この寒いのに汗がでるくらい大変です。 よたろうも、力仕事は苦手でしたが、これも仕事のうちです。 自分とみの吉がまと…
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童話 小説 よたろうものがたり㉜

著作権があります。 ㉜見たところ、とてもよい着物を着ているので、きっとお金持ちの息子、というのが丸見えでした。 ふらふら歩くこの男は酒にでもよっているのか、あから顔です。甲斐の旦那というご贔屓(ごひいき)の息子でした。 怖い顔でよたろうをにらみつけると、「ちょっと待て!お前は誰だ」というのです。 何もしらないよたろうは「誰だ? …
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童話 小説 よたろうものがたり ㉛

著作権があります。 おしまは、普段はやさしいけれど、特訓には厳しくしかります。 「だめだめ、手をゆっくりとまわす。やわらかくね。そうそう、そこでさっと次の動作だよ」 時にはあやなにとってつらいものでした。新人なのでセリフなしで、仁之助(座長の弟)との相合傘のシーンだけではありました。 あやなはじっとそういうことにたえました。 …
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童話 小説 よたろうものがたり ㉚

著作権があります。 ㉚(えっ、フキ?藤本屋敷で呼ばれていた私の名前だ・・・) あやなはギクリとしました。(まさか。こんな遠くまでさがしにくるとは) このまま逃げることもできない。兄はいつ帰ってくるかもわからない。つかまったらどうしよう。今度こそどこかへ売られる。 もういやだ、自由のない身がどれだけつらかったか、いやというほどわか…
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童話 小説 よたろうものがたり ㉙

著作権があります。 ㉙と、そこに運よく座長が通りがかりました。 「何をやかましくいってるのだ?」 「いえ、この人がね、座長に会いたいといってるんですが・・・」 「ほう、わたしにね」 「お願いです、座長さん、私の話をきいてほしいのです」 座長は舞台衣装のままの姿ですが「ま、ここはさむかろう。私のいるところへ」 と、案内してくれ…
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童話 小説 よたろうものがたり㉘

著作権があります。 ㉘源太郎はきっと訪ねてくるだろうとおもっていました。 やはり藤本屋敷の雇われのならず者のような雰囲気でした。  「こらっ、 ちょっと家をさがさしてもらうぜ!」 「え、こらっとはご挨拶ですなあ、何かあったんですか?」 源太郎はおちついています。 「しらばっくれるのはいいかげんにしろ。ちゃんと調べはついているん…
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